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北海道大学総合研究棟（工学系）改築設計

本業務は、老朽化した工学部資源開発棟の改築設計である。北海道大学の近未来戦略150の目標である、様々な課題を解決する世界トップレベルの研究を推進するため、以下の3つのコンセプトにより、21世紀の循環型社会で求められる創造性豊かな自立した技術者・研究者の育成に資する拠点強化を目指した。

①大学戦略の主軸となるサスティナビリティを実現し、耐用性に富んだロングライフファシリティの創出

②多様な交流を活性化し、新たな価値創造に寄与するインターラクションスペースの創出

③研究成果の向上に資する施設機能の新陳代謝・成長が可能なスマートラボの創出

外観は、工学部の伝統的な縦ラインを強調したデザインを踏襲しつつ、新たに創出される動線軸の起点に位置することから、ロの字のシンボリックなフレームにより、セミナー室やラウンジスペースなどの施設内の活動を切り取り、外部空間へ活気をもたらすとともに、シンボル性を高いデザインとした。